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小菊 web lesson vol.2 [華教室]

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前回水揚げをした小菊(スプレーマム)を活けていきましょう。

今回は、お花だけを使って「基本傾真型(盛花)」を活けてみます。
レッスンでは枝と花を使っていますが、花だけの基本型にもぜひ挑戦してみてください。

昨日水揚げした3本のうち、薄紫色と濃紫色の2本を使用します。
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まず、茎に付いている小さい葉や硬くて小さい蕾を手で取り除きます。写真のピンクの丸印の部分などです。
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綺麗になりました。
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花器の中で葉が溶けて水が汚れず、花が長持ちします。

小菊は枝分かれしているので、そのまま活けるとボサボサ感が否めず上手に活けにくいので、分割していきます。
今日は剣山に活けますので、3分割してみます。投入の場合などは、長い状態のまま、または2分割する、など、使いたい花器や活けたい形によって、いくつに分割するか考える必要があります。

花を360度すべての角度から観察して、どの角度の花を使いたいか決めます。
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同じ花ですが、角度によって印象が違いますよね。

分割するときには、優しく手で枝分かれの部分をかき分けて、中心の太い茎を切ります。
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どこで分割するか悩まれる生徒さんが多いので、今回は分割したものを並べてみました(笑)。
こんな感じです。
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では、花器に「真・副・控」3本の主枝を活けます。
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今回は枝分かれしていて花が多い小菊ですので、一番長い花が目立ちすぎないように薄紫色の小菊を選びました。
小さめの花器で花のみの基本型ですので、長さは等倍です(基本は1.5倍ですね)。

剣山を隠すように従枝として残りを活けます。
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いつも「3本の主枝は角度が決まっているから活けやすいけれど、従枝の入れる場所に悩みます」という方が多いので、3本の主枝を抜いた状態をお見せします。
密集して剣山も隠れています。
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活け終わったら、少し蕾や葉を整理して、空間を作ります。
花器を変えると雰囲気も変わっていきます。
さらに小さめの縁高の花器に変えてみました。
剣山ごと移動したので、下の2枚は全く同じもの、花器だけが違います。
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どちらが正解ということはないので、飾るシーンに合わせて花器を選んでみてください。

次回は、手軽にお花を楽しむ番外編です。

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