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花鋏のお手入れ web lesson [華教室]

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大好きな芍薬の季節になりました。

今日のweb lessonはリクエストをいただいた、花鋏のお手入れ方法です。

基本的には毎回使用後、水気をしっかりと拭きとり油をさして防錆紙を巻いておくと綺麗な状態を保てます。
ですが、1回お手入れを忘れただけでも油断するとあっという間に汚れてしまいます。
お稽古がお休みの機会に是非お手入れしてみてください。

今回は日用品や100均で購入できる物のみを使っていきます。

準備するもの
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歯ブラシ
歯磨き粉
古布
メラミンスポンジ
サビ取りクリーム
(サビ取りクリームも100均でミニサイズが売っています。想像以上に優秀です。)

汚れてしまっているこちらの花鋏の汚れを落としていきます。
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まず、メラミンスポンジに歯磨き粉をつけて、力を入れずにクルクルと磨いていきます。
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刃の部分だけでなく、持ち手の汚れも落とします。
鋏を傷めないように、ゴシゴシ強く擦り過ぎないようにしてください。
全体的に磨いたら、古布で歯磨き粉をしっかり拭きとります。
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枝や茎の渋の汚れが落ちました。
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まだ刃の部分と留め金の周りが汚れていますので、サビ取りクリームを歯ブラシに付けて磨いていきます。
使い古しの歯ブラシの毛先を半分くらいハサミでカットして短くして使います(コシが出ます)。
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磨いてはふき取る、を繰り返します。
お水で洗いたくなりますが、水気は避けて布で拭き取っていきます。

ここまでキレイになりました!
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仕上げに油を塗ります。
昔はミシン油を使っていたそうですが、工具・機械用油で大丈夫です。
防錆スプレーでもOKです。
(食用油は酸化するのでNGです…)
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こちらも100均の工具コーナーに売っています。
布に少し付けて薄く刃先に塗って下さい。
持ち手に付いてしまうと使う時に滑るので注意してください。

最後に刃先を、花鋏を購入した時に包まれていた防錆紙に包み、ケースに入れます。
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防錆紙を無くした…付いていなかった…、という方は、代用として新聞紙で包んでください。
新聞紙の油分によって錆びにくくなります。新聞紙の場合は、花鋏を使用するたびに取り換えましょう。

最後に、花鋏の研ぎ方ですが、自分で研ぐのは良い花鋏であるほどお勧めできません。
刃を傷めないように専門の研ぎに出しましょう。
上記のお手入れをすると切れ味も改善しますので、まずは日々のお手入れから始めてみてくださいね。

次回は、剣山のお手入れ方法をご紹介します!

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