小菊 web lesson vol.1 [華教室]
皆様お元気にお過ごしでいらっしゃいますか?
4月からレッスン全てをクローズしておりますが、
ステイホーム週間、ご自宅でお花を楽しんでいただけるように、微力ではありますが私に出来ることから…とblogでのレッスンを可能な限りお届けしたいと思います。
お花屋さんがご近所に無い方のために、私も敢えてスーパーで売っているお花(仏花用やサービス花)を使用します。
今日の花材は、小菊(スプレーマム)3本入り480円。
仏花のイメージが強い小菊ですが、最近は種類も豊富でお部屋に飾っても可愛い色や形も多くなりました。
まずは小菊について簡単に…
菊の原産地は中国。三千年前頃から親しまれてきたそうです。
日本にやってきたのは、平安時代頃。
その後、江戸時代に欧米に渡って改良され、日本で作られるものは「和菊」、海外のものは「洋菊(マム)」と呼ばれるようになったそうです。
菊は大きく分類すると3つに分けられます。
大菊・中菊・小菊の3つです。
今回は、スプレーマムを使いました。
スプレーマム→小菊の海外版の枝咲き、ということになりますね。
菊には、種類や色によって異なる花言葉がありますが、
菊全体の花言葉は「高貴、高潔」、スプレーマムには「元気」、紫色の菊には「逆境にめげない」という意味も。
ステイホーム週間、逆境にめげずに元気に過ごせるように…と、お部屋に飾ってもいいかもしれません。
まずは、水揚げ作業から。
水の入ったボールの中で水切りします。
小菊の場合は鋏を使わず、水の中で下5cm位の場所を手で折ります。
切り口が写真のようにギザギザになると水揚げが良くなります。
水の中で折ると、茎の中心の導管から空気が出て水を吸ってくれます。
茎の下の方の葉を取り除いたら、
新聞紙で葉と花の部分をくるくると巻き、
水を入れたバケツの中で数時間~半日水揚げします。
通常のレッスンでは、ここまで水揚げ作業をした花材を皆様にお配りしています。
次回、これらの水揚げした花材を使って活けていきます。
コメント 0